アジサイの観賞




2,装飾花の咲き方

〜一重咲き〜
  
左から山アジサイの村娘、西洋アジサイの鹿沼ブルー、朝日である。一重咲きとは装飾花が3〜4枚前後のガクから成り立っているごく普通の咲き方である。日本に自生している山アジサイの大多数がこの一重咲きで、西洋アジサイなどの改良種でも多く見られる。西洋アジサイではテマリ咲きに多い。八重咲きのような豪華さはないが、よく見慣れた形であるため、八重咲きの品種よりアジサイらしさを感じる花である。


〜八重咲き〜
  
左から山アジサイの七段花。西洋アジサイの花てまり、ダンスパーティーである。一重咲きとは違い、何枚ものガクが重なり合って幾重にも重なった装飾花になるのが八重咲きの特徴である。八重咲きの品種はガク咲きテマリ咲きを問わず非常に豪華な印象の花になる。山アジサイの八重咲きは各地で発見されていて、西洋アジサイではその見た目のよさから様々なものが作出されている。